有限会社 境木工は明治40年（西暦1907年）創業で、創業から100年を超える大川の老舗家具メーカーです。
大川のものづくりの中核である箱物家具の生産に強く、天然木の素材を活かした特徴的な塗装技術と、
箱物づくりにおける伝統的な高い技術から生まれた吉野民芸シリーズに代表される民芸家具や天然木の素材を活かしたナチュラルな箱物家具、
モダンテイストの箱物家具づくりにも定評があります。

近年は旅する家具デザイナーとして有名な村澤一晃氏との出会いによって、桐を使ったスツールやソファの開発、
異なるフィールドで活躍する企業同士を結び付ける股旅社中の取り組みで、別事業を展開する企業との協業でのものづくりなど
新たなフィールドにも挑戦を続けています。

そのものづくりの考え方の基本は「すべての人の幸せな暮らしづくり」。
熟練の職人の仕上げによる国産ならではの品質はもちろんのこと、
時代によって移り変わる人々の生活様式に合わせて、新しく斬新な家具の開発にも挑戦しながら、
一方で職人の高い技術を結集した伝統的なものづくりも大切に残していく。
それにより様々な人々の暮らしのそばにある家具を生み出す。それこそが境木工の提供する価値です。